MAGAZINE

マウス症候群

マウス症候群 ~PC操作と筋緊張型頭痛~

症状 27歳女性 事務職 慢性的な肩こりと両側のこめかみ付近の頭痛を訴えて来院。 仕事を始めて外回りが多かったが、昨年末から内勤(主にPCを使用した業務)になった。 半年くらい経ち、特に右側の首こりと肩こりがひどくなっていった。症状がひどくなると共にこめかみ付近の頭痛が出始めた。PCを使用した業務の時間に比例し症状は悪化することが多く、ひどい時は市販の薬を飲んでごまかしながら仕事をしている。朝は比較的楽だが、最近は朝から肩のこりがひどい時もある。 学生時代から疲れた時などに、軽い肩こりと頭痛を感じることはあった。めまいや腕の痺れなどはない。 視力 右0・1以下 左0・6 ※裸眼で仕事をしている。
Free
subscribers

マウス症候群~頭痛を伴う首から腕にかけての痛み

症状 27歳女性 頭痛を伴う首から腕にかけての痛みを訴え来院。 症状は1ヶ月前の寝違えから始まり、始めは首の痛みだけだったが徐々に腕のだるさや痛み、頭痛が出始めた。 整形外科を受診しレントゲン検査を受けたところストレートネックと言われたが椎間板ヘルニア等は見つからなかった。通院中は牽引を行い鎮痛剤を服用していたが徐々に効果が感じられなくなっていた。 仕事中に長時間パソコンを操作していると悪化し、普段はマウスとキーボードを半々で使っている。 また、長時間の外出後にも同様の症状が出る事がある。
Free
subscribers

パソコンによる手首の痛み(マウス腱鞘炎)

症状 30才 男性 両手首の痛みと握力の低下を訴え来院。 2年前から、手を付いて体重をかけると手首に痛みを感じるようになり徐々に悪化。整形外科を受診したところ両手首の腱鞘炎と診断される。湿布やアイシング、マッサージなどにより一時的に改善するが、しばらくすると悪化する。 ここ半年くらいは仕事中にパソコンのキーボードを打ち続けると手首の痛みや握力の低下を感じる。症状が悪化するとコップを持つだけでも痛みを感じ、マウスを使い続けると特に右手には顕著な症状が現れる。
Free
subscribers

親指反り返り症候群(MP関節障害)

症状 39才 女性 両手親指の痛みと変形を訴え来院。 昨年9月より右手親指に痛みを感じ徐々にその痛みは親指から腕へと広がる。また、右手をかばうせいか左手親指にも痛みが出現する。痛みが徐々に強くなり日常生活に支障が出てきて、外科を受診する。「腱鞘炎」との診断で、患部に痛み止めを打ってもらうが改善せず。 その後整形外科にも受診するが同様の診断で湿布と患部固定するが症状は悪化傾向にある。発症より半年経過し不安になり来院。
Free
subscribers

マウス症候群(マウス腱鞘炎)

症状 32才 女性 右手首の痛みと首から腕にかけての痛みと痺れを訴え来院。 元々は肩こりに悩まされていたがデスクワークで一日中マウスを使い続ける事で徐々に腕や手首に痛みが出てきた。 右手首は痛みの為に体重を支えることが出来ず、重いコップやカバンを持つときにも痛みを感じる。 また、夕方になると右首から右腕、肘にかけて重く痺れと痛みがある。整形外科を受診し、腱鞘炎と診断を受け休養をアドバイスされたが仕事上休むことが出来ない。 マウスを他のものに変えてみたが症状の悪化が緩やかになっただけで痛みは治まらない。
Free
subscribers

右手親指の痛み 反復性運動過多損傷 RSI

症状 36歳 女性 3日前の夕方に右手親指の付け根にズーンとした重い痛みを感じた。 仕事でパソコンを使う時、携帯電話のメールを打つ時に痛みが少し辛くなる。 半年前にも同じような痛みを経験し整形外科に行きレントゲン撮影を行ったが異常なし。
Free
subscribers

肘から腕・肩・首にかけての痛み(テニス肘と診断を受けた)

症状 50歳 女性 両肘と腕(前腕部)の痛みを訴えて来院。この痛みは1年前から 少しずつ始まった。仕事でパソコン作業のみをしていたが、一年前より箱から物 を出すような仕事もやるようになった。  それから、まず朝起きる時に、手がこわばるようなった。続いて右肘が痛くな り~前腕部~肩まで広がっていった。今では両方痛いが、特に左側が痛む。  整形外科ではテニス肘と診断され、湿布や電気を当てていたが効果がなかった。 また違うところでもレーザー治療をしたが効果がなかった。 今現在一番いたいのはマウスを使っているとき。
Free
subscribers

マウス使用による頭部~頚部の痛み(手指のシビレとリウマチ様疼痛)

症状 54歳 女性 最近、パソコンの使用時間が長くなり、ここ一ヶ月前より指、手のシビレ、肩~首のこりが出始めた。首が重くなると頭がボーっとして座っていられなくなる。3年前にも同じ症状になり整形外科でレントゲンとるが骨には異常なく、その後は鍼灸治療・漢方薬治療をし徐々に改善していた。今回は同じ症状であるが指の関節まで痛くなってきている。
Free
subscribers

マウス症候群の最近の傾向

皆さま、PCに集中して何か身体の変化に気がついていませんか? 人間の構造は、元来動くように作られています(歩いたり、走ったり)が、私たち人類は、思わぬ発展を遂げて来ているのです。 車や飛行機を発明し、様々な便利なものを作り、そしてその最たるものとして現在の社会は、PC社会と言っていいぐらいにパソコンを使用することが多くなりました。 (今のそのPCを使って原稿を書いていますが) このラクに仕事ができるPCのお陰で人は動く事が極端に少なくなりました。 ある人は、食事をしながら、脚を組んで、またある人は、眠い目をこすりながら顎があがった状態でもマウスさえ動かせば、仕事をなんなくこなす事ができます。 その出来映えはその悪い姿勢を決して連想させないすばらしいものになります(時には駄作になりえますが、)その変わらぬ結果とは裏腹に人々の身体では大きな変化が進んでいるのです。
Free
subscribers